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最寄りの公民館で、今年も古典講座を開催してくれました。 3年前(平成27年)の秋、「方丈記と鴨長明」を受講して、講師の博識と巧みな話術、そして豊富な資料に感激して、4回の講座を皆勤しました。 その後、なかなか時間が取れず、出席できなかったのですが、今年は何とか時間を作って4回のうち3回出席して今日、終了しました。 大鏡とは、平安時代後期に書かれた歴史物語です。 道長をはじめとした藤原一族の栄華を綴ったもので、大宅世継(190歳)と夏山繁樹(180歳)という二人の老人が、雲林院で自分たちの見聞した宮廷の歴史を思い出話のように話し合い、それを聴いている一人の若侍が感想や批評を述べる、という構成になっています。 この時代、摂政、関白の地位を拠り所にして宮廷政治を牛耳った藤原一族、中でも道長の豪胆さと強さが良くわかりました。 権力を奪い取り、それを保持するためには、手段を選ばず政敵を打ち負かす。騙したり、裏切ったり.....権謀術数の限りを尽くす。 貴族政治から、武家政治に代わっても、権力保持の手法は変わっていないのでは...? 徳川幕府も似たようなものではないでしょうか? それは、どこかの国の現代政治にも実際に行われていることのように思います。 私は、北朝鮮や中国に行ったことはありませんが、テレビや新聞などで報道される内容から判断すれば、もっと酷いのでは、と感じられます。「こんなことを書くのはちょっと無責任かな.....」
by nakamurahideo
| 2018-10-13 15:27
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